2007年4月23日月曜日

知恵熱


昨日のことですが、
私は小学生の頃親子で「たべもの教室」というお料理教室に通っていてそこを指導されていた先生にお会いしてきました。

その方はもう随分ご高齢ですが今もとってもお忙しくされてて、講演活動やお寺の仕事などに活躍されてる最中お時間をいただきました。
小学生ながら「たべることはいきること」ということに始めて向き合った経験がそこで、具体的に何の料理を習ったとか覚えていなかったのだけどその方のまっすぐな印象が鮮烈だったのです。
お店を始めるこの時期にどうしても会わなければいけない気がしてました。

その教室の、自分で調べ作り食べる経験があったから料理を生業にすることになったんだと感じていて、立ち返ってやりたいことをやれる環境が出来るいま、感謝の気持ちを伝えたいなあと思っていきましたが、本当に大事な時間を過ごすことができました、大切な言葉をたくさんいただきました。
なかでも先生自身若い頃とても悩んだ時期に言ってもらった言葉なのだけど、と前置きされて
「仏様はかかえられない荷物はあたえならんよ」
と言われたときに、私自身の信念や信条なんてたいしたものはもっていませんが今からやろうとしていることの規模じゃ無くってことの大きさをあらためて感じて、なんだか堰を切ったように涙してしまいました。

これまでのわずかばかりの経験がすべて繋がっていっていることに本当にびっくり。

有機栽培グループとの引き合わせや美味しい納豆を作る方にお願いしたり、素敵な一家のでこぽんや、納得できる珈琲などここ最近たくさんの得るものや学びを、これからお店を始めて出会う方に繋ぐ役目もあるのだと実感しました。
少し前までは美味しいものを出すのは当たり前なんてかっこ付けていた所もあったけど、真剣に作る人の思いにふれるとこちらも真摯に向き合わなきゃ!って思います。
小さなことしかできないけどそれでも思いをしっかりもってなきゃです。


昨日の興奮からの知恵熱がなかなか下がらずにいます。

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